各種石膏について【vol.160】

各種石膏について

 JIS規格を基にすると石膏模型は普通石膏、硬石膏、超硬石膏に大別されます。主原料として、α 半水石膏又は、 β 半水石膏の2種類から構成されています。

 α 半水石膏 ・・・・・硬質石膏、超硬質石膏

 β 半水石膏 ・・・・・普通石膏

 (双方とも化学式 CaSo₄ ・ 0.5H₂ O)

混水比

 メーカーの推奨している混水比は、臨床上の良好な練和性、操作性、好ましい硬化体が得られる水量に設定されています。
 普通石膏は粒子形状が不均一で多孔質の為、粒子が水を吸収し易く、その結果、混水比が大きくなります。
 硬石膏、超硬石膏は、粒子比表面積が小さいので、混水比が少なくなります。

普通石膏 0.4~0.5
硬石膏 0.23~0.25
超硬石膏 0.2

※ この混水比が硬化膨張、模型強度に関与してきます。

ISO6873;2013による石膏製品の分類、硬化膨張は、練和開始から2時間後の膨張値を測定する
  特徴 硬化膨張(%) 圧縮強さ(MPa)
最小 最大
タイプ1 普通石膏 印象用 0~0.15% 4.0 8.0
タイプ2 普通石膏 模型用 0~0.30% 9.0
タイプ3 硬質石膏 模型用 0~0.20% 20.0
タイプ4 硬質石膏 歯形用、高強度、低膨張 0~0.15% 35.0
タイプ5 硬質石膏 歯形用、高強度、高膨張 0.16~0.30% 35.0

アイディシーNEWS vol.160 2021年1月20日