チタンクラウン鋳造冠の保険導入について【vol.172】

チタンクラウン鋳造冠の保険導入について

 2020年6月より、チタンクラウン鋳造冠が保険の対象になりました。
但し、条件として大臼歯のみとなり、単冠での製作となります。

臨床例1:チタン鋳造コーピングを応用したコンポジットレジン前装金属冠|アイディシー
臨床例1:チタン鋳造コーピングを応用したコンポジットレジン前装金属冠
臨床例2:チタン鋳造コーピングを応用した陶材焼付鋳造冠|アイディシー
臨床例2:チタン鋳造コーピングを応用した陶材焼付鋳造冠

 保険の対象としては大臼歯の単冠のみとなりますが、同じチタン合金でレジン前装冠、陶材焼付鋳造冠、それらを含むブリッジの製作も可能となります。

 

アイディシーNEWS vol.172

歯科用チタン合金の特性

(1)融点
 純度により多少差がありますが、一般的には1670℃前後と高い材料となります。

(2)酸化や酸素の固溶
 高温での酸素との親和性が非常に高い為、表面に強固な反応層を形成します。この反応層を除去すれば、金合金のタイプIII、IVに匹敵する材料特性を有します。

(3)比重
 非常に軽く4.5で、金合金の1/4、Co-Cr合金の約1/2

(4)耐食性
 酸素の存在する環境で、表面に緻密で安定な不働態被膜を形成します。
この被膜により金合金に匹敵する高い耐食性を示します。

 

アイディシーNEWS vol.172