保険適用チタンの組成について
純チタンには、1種から4種までありますが、その違いは O,Feの含有量により区分されています。
<各種の特徴>
| 1種 | 最も軟質で強度レベルが低く伸びが大きいので、プレス、曲げ等の成型加工性に優れている。 |
|---|---|
| 2種 | 加工性と強度のバランスが良いので、最も多く使用されている汎用のチタン。 |
| 3種,4種 | 成型加工性がやや劣るが、強度レベルが高くなるので、強度を必要とする部品や用途に使用される。 |
<2種の組成表>
| 組成 | 分量 |
|---|---|
| N | 0.03%以下 |
| H | 0.0013%以下 |
| Fe | 0.25%以下 |
| O | 0.20%以下 |
| C | 0.08%以下 |
| Ti | 残部 |
| 0.2%耐力 | 215MPa以上 |
|---|---|
| 引張強度 | 340~510MPa |
| 破断伸び | 23%以上 |
| 硬度 | HV110以上 |


