マウスガードの調整後の処理方法について【vol.180】

マウスガードの調整後の処理方法について

 マウスガードやマウスピースの素材は「エチレン酢酸ビニル(EVA)」のため、通常の研磨、艶出しという工程での表面処理はできません。
 このため調整後のEVAは機械的な仕上げ方法ではなく、溶剤(マウスガードフィニッシャー)による艶出しの方法を行います。

形態修正後の艶出しの工程
アイディシーNEWS vol.180 img201|アイディシー
 
アイディシーNEWS vol.180 img202|アイディシー
 
各工程の注意点
  1.  カーバイトバー
    • 回転速度は低速回転( ~10,000rpm程度)
    • 往復させずに一方方向に動かすことにより、食いつきが少なく綺麗に仕上る事ができます。
  2.  ウレタンピッグ
    • カーバイトバーで切削した箇所を低速回転(~10,000rpm程度)で滑らかに移行的にします。
  3.  マウスガードホイール
    • 低速回転(5,000rpm程度)で、ソフトタッチでできるだけなめらかに仕上ます。
  4.  マウスガードフィニッシャー
    • 溶剤は多目に綿棒に塗布し、ソフトタッチで行います。
    • マウスガードの表面が溶けて、若干のヌメリが出てきます。
      そこにもう一度、溶剤を塗布(あまり擦らない)すると、光滑が出てきます。
 
各工程の注意点

 かなり強力な溶剤ですので、レジン等のプラスチック、樹脂、ゴム等を溶かしてしまいます。
そのため使用する綿棒の軸は紙製の物を使用して下さい。
プラスチック製の軸の綿棒を使用しますと、軸が溶解して色移りなどが起きてしまう可能性があります。

 

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