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支台築造用コンポジットレジン
支台築造用材料
1)メタルコア(鋳造コア)
- 機械的強度が高い。
- 歯冠崩壊が著しい場合に用いる。
- 弾性係数が、象牙質より高いのでポスト先端に応力集中を生じ、歯根破折の原因となり易い。
2) レジンコア(コンポジットレジンコア)
- 残存歯冠歯質が少ない場合に既成のポストとして金属製ポストとファイバーポストを用いる。
- 金属製ポスト (金合金、ステンレス鋼、チタン及びチタン合金 )は、鋳造コアと比べ、強度は低いが弾性係数が象牙質より大きい為、歯根破折となってしまう。
- ファイバーポストは、白色あるいは半透明のガラスファイバー、石英ファイバーで直径約 10μ mの繊維をレジン系マトリックスで束ねたもの。
- レジンコアに使用されるコンポジットレジンは、フィラー含有量が50~80wt%で象牙質より低い曲げ弾性率に設計されている。
支台築造用材料
◎ファイバーポストの使用上の留意点
- ファイバーポスト表面に対するブラスト処理は、ファイバーが断裂する可能性があるので行わない。
- 切断する際は、ディスクの使用や専用のカッターを用いる。
それにより、良好な断面となり、ポスト内部への汚染リスクを回避できる。
アイディシーNEWS vol.174